竹中平蔵さんの講演会に行ってきました。実は、失礼ながら、あまり期待して
いなかったのですが、とても興味深い話ばかりでしたね。というのも、もっと、
堅い、難しい話をされるのかと思ったのですが、まったくそんなことはなく、
難しい話をよりわかりやすく解説してくださいました。本当に、聞いておいて
良かったと思いましたね。話の中心は、今回のこの金融不安が多かったですね。
竹中さんは、日本の金融恐慌と今回は、その性質がまるで異なる、と
おっしゃいました。バブル崩壊後、90年代から始まる金融恐慌は、
バンキングクライシス。一方、今、アメリカを中心として起きている金融恐慌は
マネーマーケットクライシスだと言います。日本は、銀行が引き起こしたもの、
アメリカは銀行が証券化した債権が起因するもので、状況が異なる。
よって、まず状況が異なることを理解することが重要で、その上で、
日本が金融恐慌から復活したのは、資本注入ではなく、資産査定をしっかり行った
ことだとも。つまり、資本注入では日本ではうまくいかなかった、ということを
もっと世界に伝えないといけない、と竹中さんはおっしゃいました。
このあたり、なかなかメディアの情報だけでは、素人はわかりにくい話だと
思うのですが、竹中さんの説明でものすごく頭の中が整理できました。
そして、竹中さんは続けます。資本注入でマーケットは上向かないことは
日本は経験済み。必要なことは、みんながワクワクするような方針を
政府が打ち出すことだと。たとえば、という例を出されていたのが、
一つは、羽田空港の敷地2倍化&24時間化。これによって、海外からの
観光客を増やし、交流人口を増やそう、というもの。あるいは、法人税の
引き下げによる企業の発展を促すもの。あるいは、知識経済の源となる
東大の民営化など。これらは、1500兆円あると言われている、日本の
貯金をどのように投資してもらうか、ということをベースに考えられたようですが
確かに、経済は言い知れぬワクワク感があると、ついついお金を投下したく
なってしまいます。単に、お金をばらまくだけでは、その時は良いかもしれませんが、
長続きしない。本当に必要なことは何か、それを教えてもらった気がします。
その意味で、今日はとても勉強になりました。活字だけでは分からない、
リアルな出逢いが大事、ということも感じた講演でした。
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